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池田     まずは自分たちの紹介から。

       予定ではここにT.V.not januaryのメンバーが

       揃ってるはずなんですけど…(笑)。

       じゃ、僕だけ先に。

       T.V.で太鼓とギターをやってます、池田です。












河野     おやつを作りました、

       3時というカフェでお菓子を作っています、河野です。

       (出来上がったおやつを皆さんに配る際は)

       バタバタして、ちょっと配給みたいになっちゃって、

       申し訳ありませんでした(笑)。


       イベント『いち』では

       毎回ここにいる4者が集まって

       テーマ決めからやるんです。

       それが、とても大変なんですけど、

       同時に、とても楽しい作業で。

       1回目のテーマが「3時」。

       2回目が「歩(ほ)」。

       そして、今回が「まんま」。













池田     ごはんをつくる佐藤くん、

       おやつを作る河野くん、

       写真を撮る金田くん、

       音楽を奏でるT.V.の4組が集まって

       クロスオーバーな企画をやろうと

       はじめたのが『いち』で。

       異業種というか、

       別々のところで頑張っている人たちが

       ひとつのテーマで何かやったら面白いかなと。


       僕と河野くんは高校が一緒なんです。

       大分県の高校時代からすごく仲良くしてもらっていて

       そういうきっかけもあり、『いち』をはじめて

       それが、今日で3回目を迎えたというわけです。

       じゃ、ごはんを担当した佐藤くんからも。


佐藤     普段は、会場であるココsenkiyaさんの

       姉妹店koushaで料理をしています、佐藤です。


       『いち』で過去2回に作ったのは

       1回目がオムライス。

       卵をドロッとさせないで

       昔の洋食屋さんみたいに

       卵できちんと巻いてあるオムライスです。

       2回目はポークカレーを作りました。


       『いち』は、はじまりの「一」と、今の「位置」に

       思いを巡らせようという企画で…

       って、僕、こんなにしゃべっちゃっていいの?












河野     お手本のようだね。ちょっと聞いてるわ。


佐藤     じゃもう少し(笑)

       『いち』のごはん担当としては

       昔、自分が食べていたものを

       今の自分のスキルで作りたいし

       みんなが知っているものを作りたくて。


       今回は「ロールキャベツかけごはん」にしました。

       ロールキャベツは、僕のおふくろの味なんです。

       子どもの頃、おふくろが作ったロールキャベツの汁を

       ごはんにかけて食べるのが、すごく好きで。


       今回は、今までで一番『いち』らしいものが

       できたんじゃないかと思っているんですけど。

       どうですか? お腹いっぱいになりましたか?


河野     もうちょっとしゃべって、すごくいい(笑)

       あれ? 池田くん? ものすごい汗かいてるよ。


池田     そうなんだよね(笑)

       今日は湿度が92%らしくて

       それをインプットした瞬間に

       顔がベトーって(笑)。


       「ロールキャベツかけごはん」の感想を

       T.V.の横田川夫妻に聞いてみようか。



横田川(夫) 僕、キャベツが嫌いだったから

       小さい頃からロールキャベツって

       あんまり食べたことがなくて。

       だから、正直、「ロールキャベツかけごはん」を食べて

       懐かしい気持ちになれるか、わかんなかったんですけど…

       でも、食べたら、なぜか懐かしい気持ちになって

       すごいなと思いました。












お客さん   (なぜか拍手)


横田川(妻) ロールキャベツにベーコンが

       巻かれていたのがすごかったです。

       美味しかったです。


池田     小学生みたいなコメント(笑)。

       じゃ、お客さんにも

       「ロールキャベツかけごはんの」

       感想を聞いてみましょうか。


お客さん   私の母のロールキャベツは

       かんぴょうで結んでありました。

       それでも、食べている間に、

       崩れちゃうような感じで。

       でも、今日いただいたやつは、

       かんぴょうで縛っていないのに、

       食べやすくて、崩れなくて

       最後まで美味しくいただけて

       とっても幸せな気持ちになりました。












金田     おー! すごくいい感想ですね。


河野     本当に。ありがとうございます。

       佐藤くんのトークに刺激を受けたので

       僕、自己紹介から仕切り直します(笑)。


       僕は普段、新潟にいます。

       昔からある新潟の宿で

       3時というカフェをやっています。

       妻が同じ宿で、美容室をやっていて

       宿&カフェ&美容室という複合施設として、

       もっとおもしろい場所にしたいなと。


       『いち』は3年前にはじめて

       これからもずっと続けたいイベントです。

       みんな地方出身なので、

       これからは地方版『いち』も

       企画したいと思っています。


池田     みんなが生まれた場所で

       『いち』ができればいいよね。


河野     いつもテーマ決めから始めるという話に戻ると

       今回「まんま」というテーマに落ち着いた時に、

       おやつ担当の僕の頭に浮かんだのは、

       素材まるごと使った、そのまんまのお菓子。

       ヤマザキさんの「まるごとバナナ」を

       もっと美味しく作りたいなと。


池田     (慌てて)おいしいよー! あれだって!


河野     スポンジが好きだし、得意でもあるので、

       丁寧に焼いたスポンジ生地に

       バナナをまるごと一本、

       生クリームとカスタードを合わせた

       クリームと一緒に巻いて

       チョコレートソースをかけて

       お皿の中で表現した「そのまんまバナナ」。

       みなさん、いかがでしたか?


お客さん   美味しかったです。スポンジがふわふわで

       私もバナナになりたいなと思いました。












河野     ありがとうございます。


池田     ここで、ちょっとゲストの紹介を。

       音楽で参加してくれた

       Jaajaの長谷川雄一ことゆうにゃんと

       小鳥美術館のVo.しまさんです。


       さっきは、ライブありがとうございました。

       お二人が、今一番、熱いものについて

       語ってください。


ゆうにゃん  今熱いやつ…息子の影響でアンパンマンかな。

       あと、息子がハマっているのが

       鼻くそを食べること。

       とにかく、食べちゃいけないものを

       食べるっていう。












池田     あはは(笑)、しまさんは?


しま     ブームですか? 館長! 

       最近、私のブームってなんでしたっけ?


館長     (しまさんに耳打ち。館長は、ライブMCでもこのスタイル)












しま     館長は、本を読んでいるらしくてサリンジャー?


館長     (またもしまさんに耳打ち)


しま     「ライムギ畑でつかまえて」という本を

       書いた人だそうです。


ゆうにゃん  え!? どういうこと?

       しまさんのハマっているものは?(笑)


しま     私? 私はですね、今日、

       ここに来てよかったなと思いました。


河野     ありがとうございます。

       そう、今日、金田くんの写真館に行かれた方、

       手をあげてもらえますか?

   

       (金田はこの日、

       ごはんやおやつを食べたりライブをした

       カフェ空間と同じ敷地内にある別棟で、

       記念写真館を開催)


金田     全然来てくれなかったらどうしようと

       思っていたんですけど、結構来ていただいて。


       写真担当の金田と申します。

       ずっとスタジオに勤めていて、

       去年くらいからフリーランスになりました。


       今日のチラシにも書いたんですけど

       写真に写っているものは、

       その時のそのまんま。

       「まんま」というテーマは、

       写真とイコールだと思いました。


       写真を撮る機会は増えているけど、

       大判カメラで、シャッターを一度しか切らない

       改まった記念写真は、きちんと残るものです。

       今日の「まんまの自分」を

       何年か経った時に、見返してもらえたら嬉しいなと。


       あ、最後、会場のsenkiyaさんにも

       ひと言もらおうよ。


池田     そうだね。

       『いち』は3回ともsenkiyaさんで

       やらせてもらっているんですけど

       そちらにいるのが、オーナーの高橋さんです。


高橋     『いち』はうちの三大イベントのひとつ。

       ひとつが年始にやる『年賀状展』。

       もうひとつが『いち』のPAでもある

       冨山さんの『定食&ミュージックフェスティバル』。

       そしてこの『いち』。












河野     ずっと見てきてもらって、どうですか?


高橋     企画を持ち込まれた時に、

       自分の中の判断基準があって

       それが、サザエさん的かどうかなんですよ。


       senkiya自体もそうだけど

       庶民性があって、どこか抜けてる

       サザエさん的な空気感を目指しているんです。

       そういった意味でいうと

       『いち』はとてもサザエさん的。


金田     1回目からずっと来てくれている方いますか?


お客さん   (いくつも手が挙がる)


池田     この3年でいろいろあったよね。

       横田川夫妻に子どもが生まれて、

       金田くんはフリーになって、

       河野くんは新潟に行っちゃって。

       僕はね、ちょっと痩せましたよ。

       ちょっと(笑)


お客さん   (笑)












池田     最後になっちゃったけど

       今回のテーマ「まんま」の名付け親でもある

       横田川くんからも何かひとこと。


横田川    前から思ってたことなんです。

       自分の“そのまんま”ってなんなんだろうって。

       みなさんの“そのまんま”ってなんですか?

       僕もだけど、みなさんにも自分の“そのまんま”を

       確かめてもらえるようなイベントになればなと。


       さっきも誰かが話してたけど

       『いち』は、はじまりの「一」と

       今の「位置」を確かめるイベントで

       はじまりの「一」が、そのまんまなのか

       今の「位置」が、そのまんまなのか。

       というところの次第でございまして…(笑)。

       うーん、うまく言えないなぁ。


       例えば、写真には撮った時の

       そのまんまが写っていて

       写真という「点」が連続して

       「線」になったものが、そのまんまかというと…












ゆうにゃん  そういうの、すごい僕、好きな話。


横田川    ゆうにゃんの「トゥエーちゃんのはだか」って

       ゆうにゃんが、3歳くらいの時の記憶を

       歌った曲があって

       3歳のトゥエーちゃんは、そのまんまで

       今のゆうにゃんは、そのまんまなんだろうけど…。


ゆうにゃん  みんなそのまんまだよ。


横田川    みなさんの今が

       一番そのまんまであることを

       確かめてください。





       (おしまい)